2025/9/24 水曜日 2:08 PM
毎回、窯から焼きあがるモノを見ていると、みなさんのおつくりになるモノの 多彩さに驚かされます。よく見てみると、お一人お一人の作り手のスタイルのようなものが あるのがわかります。それは、それぞれの方が制作を通して見つけ出したものの「蓄積」みたいなもの なのかもしれません。
ひとつめにご紹介するのは、模様のあるのそば猪口です。赤土を使ってロクロで成形したものに 白化粧土を施し、半乾きの状態で模様をヘラなどで掻き落として描きます。つや消しの釉薬で模様が カラッとした印象で浮かび上がっています。

2つ目は、黒い片口とお猪口です。生地に同心円状の模様を彫り込んでいて、これが器のアクセントに なっていてしかも手が滑りにくいという工夫がなされています。やきものは手触りが重要ですから、この 模様に手を触れながら器を楽しむこともできるわけですね。

3つ目は、手前の3点は土鈴だそうです。どんな音何でしょう。コロンとしていてかわいらしい形です。 奥の2点はゆで卵です!やきものです! 美味しそうです。左の卵の切り口などは絶妙ですね。この方は 小さくて丸みのある形に心引かれているのでしょう。

最後は花びらの形のお皿と箸置き?かな。鮮やかなトルコブルーが綺麗です。この釉薬は流れやすので 施釉に慎重さが求められますが、棚にくっつく事故もなく焼けました。食卓が大小の青い花びらで彩られる のが想像できます。

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