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焼けました!2022

2022/3/16 水曜日 1:04 PM

動物のかたち

古来より、やきものには様々な動物のデザインが取り入れられてきました。縄文土器には蛙のような模様があしらわれていたり、江戸時代にブームになった染め付けのお皿などにも鶴やサギの模様が施されています。今日ご紹介するのは動物に因んだ3点です。

 

一つ目は亀のお皿。細い線で丁寧に描かれた亀の姿に何だか癒されます。生徒さんがご自宅で飼われている亀だそうです。まず白土で成形したお皿に針で亀のかたちを描きます。素焼き後、全体に黄瀬戸釉を施し、次に亀の周りに織部釉を筆で施し、亀の姿を浮き立たせています。

 

次はフクロウの壷です。ちょっと漫画チックなフクロウが可愛らしく並んでいます。よく見るとミミズクもいます。もしかしたら、全部違う種類かもしれません。壷を成形後、竹串か針で模様を彫り、素焼き後グリーンティー釉を施しています。線に濃く溜まった釉が絵柄に力強さを与えています。

 

最期は、焼き締めの徳利です。ロクロで成形した直後、指先で注ぎ口をつくっています。そのせいか、どこか翼を休めた小鳥のようです。土は備前土で炭を器のまわりに置いて焼いているので、自然な色の変化があります。お酒が美味しくなる器です。

 

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